木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2024年03月14日
会計周りのDX、AI

先週3月7日、税理士・特定社会保険労務士の木村昌宏が「中小企業のためのデジタル化推進セミナー」の講師を務めてきました。

通常、市役所主催でこの手のセミナーを開催すると数人程度の参加者しか来ないようです。今回はおかげさまで18名もの応募があり、商工振興課の担当者も喜んでくれました。

講師側としては、色々な属性の参加者がいたこともあり、何をお伝えするのかがなかなか難しかったです。

税理士・社労士がやるセミナーですので、会計周りのデジタル化対応の現状をお伝えし、よりイメージを持っていただくために簡単なデモを見てもらいました。

デモの内容は、AI OCRによる受取請求書の取り込みやFinTechを使っての通帳等の自動連携です。当たり前にやっている方はやっていますが(若手や最近会計ソフトを使い始めた方)、昔からの流れがある方は新しいものを取り入れるタイミングを逸してしまっていたり、苦手意識がある方も多くいらっしゃる印象です。

AI OCRやFinTechを使うと確実に時短になります。私が自社の会計をやっていてそう実感しております。もう過去のテンキーを使っての1仕訳ずつの入力には戻れません。

もちろんまだ100点のOCR機能とはいきませんが精度は年々着実に良くなっています。
利用料もだいぶ現実的な金額になってきました。

個人的には今が導入のタイミングだと思っています。
多くの企業が採用難・定着難の時代に入っております。
会計周辺の業務を減らし、空いた時間で他のことをやる発想が必要だと思っています。
人件費よりも利用料の方が安いはずです。

その他AIの活用については少し様子見かなと。
法整備もまだですし、金額や使い勝手もあとちょっとかなと考えています。
ただし、一気に流れが変わる可能性は大いにありますので、世の中の動向に遅れないよう、高めにアンテナを立てての情報収集は必須だと考えています。

私が考える会計周りとAI活用についての状況を普及曲線上でまとめると以下の通りになります。

次回は今回の内容に関連して会計ソフトのことについて書いてみようと思っています。

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